カフェ・ミディピル・トーキョー公式ブログ

西調布徒歩2分の場所にある、「カフェ・ミディピル・トーキョー」の オフィシャルブログです。

※20208/8/31~9/4に、夏季休業をいただきます。
悪しからずご了承ください。

2016年01月

内装屋さんにえらくジラされる。

…待ち合わせの場所にやって来た内装屋さんは
想像していたよりずっと取っつきやすい感じの人
だった。物件の中に入り、件のフワフワした下絵
を見せた。「ほうほう。」内装屋さんはそう言い、
物件の至る所を専門的な視点(と思われる)で見
て回った。

「水道…なるほど…床…トイレ…トイレは交換し
なくちゃダメだな。」
「あ、ダメですか?」
「飲食でしょ?変えた方が良いですよ?」
「なるほど。」

正直この時点でイマイチ得心がいってなかったが、
その後誰に聞いてもトイレは新品に交換した方が
良いと言われたので(含む嫁)そういうものらしい。
陶器だから磨けばキレイになるかなーと思ってた
のだが、存外傷つきやすいものなのだ。家庭とは
使用頻度が全然違うからなぁ。

「まぁこの図だったら、ココだと200万もあれば。」

と、言われ 慌てて自分が演劇などで造作には少
し心得があり、かつお金にゆとりがないことをしど
ろもどろに告げた。内装屋さんはちょっぴり面倒臭
そうな表情を垣間見せてから

「なるほど。まぁ、見積もりなんで、出すだけ出して
削ったりなんだりしましょう。」
「あ、それで!ぜひそれで!」
「じゃ、2~3日後にはざっくり見積もり出しますんで。」

そう言って内装屋さんは去っていった。そして2週間
程音信が途絶えた。キャイン!

内装屋さんと物件を見る。

…不動産屋に行き、物件を借りるかどうか決める為に、
内装屋さんと物件を見て、色々相談したいという旨を
伝え、日取りを決めた。不動産屋は快く応じてくれた。
心なしか不動産屋の対応が徐々に軟化してる気がす
る。本気度が伝わってきたのかたまたまヒマだったの
か…。

いざ内装屋さんに会うとなったら、会った時何をどのよ
うに話せばいいのか困っちゃったら困るなーと不意に
不安になり、オロオロした挙げ句店のイメージ図など
書いてみる。

DSC_0098

こんな感じ。不安な感じが出ちゃっている。
まぁ、あたって砕けようと考え直して寝て、朝一待ち
合わせて物件へ向かったのだった。

内装屋さんを紹介してもらう。

…中を見せてもらった物件は思った以上にスケルトンだった。
床から何から。キッチンもないし。スケルトン状態だから、自分
の好きなように店を構築できる反面、居抜きのように借りた次
の日くらいにホイっと開店することはできない。
…「喫茶店を開こう!」的な本からの受け売りです。てへ。何を
隠そう本職(うっかり前職と書きそうになった。前職にならない
といいが)は芝居業を営んでいるので、造作については多少の
心得がある。しかし舞台というモノは基本本火本水を使わない
ので、水回りなどの工事などしたことがない。また、飲食店の造
作には各都道府県の保健所が独自に決めているルールが存
在する。これが昔からあるモノに時代に応じてツギハギしてるの
で一見シロートには意味不明なモノが多い。なかなかむつかし
いものである。

お金が潤沢にある訳でも無いので、出来ることはなるたけ自分
でしたいが、自分でやった方が高く付くのでは本末転倒だし結
果許可が下りませんでしたでは話にならない。話の判る餅屋に
相談して、やってもらうところと自分でやるところを上手く折り合
いを付けてなるべく安くそしてステキな仕上がりの店作りを目指
す…できるかな?安い物件とは言え、敷金も礼金も私にとって
は安くないので、そこんとこの目処がたってから契約したい。し
かしマゴマゴしてる内に他の人が借りてしまったらと思うとモン
モンとする…ウロウロ歩きながらグルグル考えていたらハタと
気付いた。BBが飲食店をすでにやってるじゃないか!

すぐさまBBに電話した。斯く斯く然々説明した。するとBBは言っ
た。

「OK、じゃあ知り合いの内装屋さんを紹介するよ。ウチもやって
もらってる。職人さんだから少しクセはあるけど、安くやってくれ
ると思うよ?」

ああ、僥倖僥倖。早速連絡し、一緒に物件を見てもらう運びと
なった。

スケルトン。

DSC_0006


…不動産屋にお願いして物件の中を見せてもらった。スケルトン
である。まぁみごとにスケルトン。骨?というほどでもないが、基本
構造。床はコンクリ剥き出し。片側の壁は、古い壁紙が貼りっぱな
しだが、もう片方は新しめな石膏ボードが見えている。大家さんに
言わせると、わざわざ新しく石膏ボードを張り替えたとのこと。
なるほど…。

DSC_0004


入り口は自動ドア。むぅ、喫茶店と言えば木製ドアで「カランコロ
ン」とチャイムベルが鳴るイメージだが…作り替えるとケッコーお
金がかかりそうだ…総ガラスなので寒そうだな…。
トイレは付いていたが、ちょっと汚かった(写真も撮ったが、挙げる
のを憚る感じ)清掃すれば使えるのかな…。

いかんせんシロートなので、スケルトンの物件を見てもピンとこず、
写真を撮りまくって退散する。居抜きと違って開業するのに費用が
どの位かかるか見当もつかなかったので、調べられるだけ調べて
プロに相談しようと思った次第。でもプロってどこに?

敷居が高ぇ!

…そんなこんなでステキに手頃な物件をウッカリみつけた
ことにより、喫茶店を始めようと思い立った私です。思い
立ったのち、しばらく逡巡したり嫁と相談したりしたりして
から、意を決して不動産屋の戸を叩いた。

「すみませーん」
「はい。」
「あ、えーっと、表の張り紙をみたんですけど」
「はい。」
「…えーっと、まだその物件は空いてますか?」
「はい。空いてます。」
「…。」
「…。」

し、敷居が高ぇ。皆さんは商業用の物件を借りたりしたこと
がおありでしょうか?私は初めてです。居住用の物件は幾
度となく借りたり返したりしたことがあるので、その手の不動
産とのやりとりに困ることはそう無いのだが、商業物件の不
動産屋というものは、なんちゅーか、押してこないってゆー
か、なかなか相手してくれないってゆーか、忙しそうってゆー
か…ココだけ?よく判らないが。しかし私も意を決しちゃった
ので後にも引けない。

「うーんと、えーっと、その物件、見れますか?」
「あ、見る?じゃあ、西調布1番街ね、判る?」
「判ります。」
「そこの、パン屋さんと花屋さんの隣だから。」
「はい。」
「…。」
「…。」

以上?…以上っぽい。それじゃあ取るものも取りあえず行っ
てみよう。トコトコ。不動産屋と物件は2分と離れていない。
見てみた。うん、シャッター閉まってる。裏に回ったら裏口が
あったけど念の為ノブを回したが当然開かない。まぁそうだ
よね。外側からシゲシゲ物件を眺めて、そして不動産屋に
戻った。

「あ、見ました。」
「見た?あんな感じ。」
「なるほど。」
「どう?」
「えーっと、シャッター閉まってました。」
「うん。シャッター付いてる。」
「なるほど…。えーっと、中は見れませんので?」
「大家さんがいないと見れないんだよね。」
「あ、なるほど。では事前に連絡して…。」
「そういうこと。」
「ちなみに、図面とかは?」
「ないよ?」
「あ、え、あ、そうですか。」
「2間3間、フツーの。使いやすいよ?2間3間。」
「あ、なるほど。」
「いやぁ、前の人が20年以上借りてたんで、書類とか
 無いんだよね。」
「なるほど。」
「じゃ、ヨロシク検討して。」
「あ、はい。ありがとうございます。」

出された。まぁこれ以上聞くことも答えることもないのでそう
いうことだろう。おそらく2間3間で八坪というのは、こういう
物件ではドえらくスタンダードなのだろう。慣れた人は店構え
とそのワードで仮押さえとかしちゃうのかもしれない。べ、
勉強になります。不動産屋の人もつっけんどんだが悪い感じ
もしないので、誰に対してもこんな感じじゃないかと想像で
きる。よく判らないけど。あと少なくともこの不動産屋は大家
から鍵預かってない。…この物件だけかな?店舗ってそうい
うものなのかしら?謎は深まる…。

とりあえず次の日に中を見せてもらうようお願いしに戻った
私なのだった。(快諾してくれた)
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